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雑煮くふてよき初夢を忘れけり 明治31年

季語 雑煮・初夢 【新年】

正月、子規はせっかく良い初夢を見たのに、雑煮を食べているうちに内容を忘れてしまったようです。大食漢だった子規は、雑煮に気を取られてしまったのでしょう。子規が見たのは、一体どんな初夢だったのでしょうか。
 初夢を詠んだ句に、「初夢の思ひしことを見ざりける」(明治28年)や「初夢の何も見ずして明けにけり」(明治30年)などがあります。なかなか期待通りの良い初夢を見ることは難しかったようです。