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雪ふりや棟の白猫声はかり 明治18年

季語 雪 【冬】

真っ白な雪があたり一面降り積もったため、白猫が見えなくなってしまい、その鳴き声だけが聞こえるという句です。
この句は、子規が友人の竹村鍛(きとう)(河東(かわひがし)碧(へき)梧桐(ごとう)の兄)にあてた書簡に書かれていたもので、子規が詠んだ句の中で最も古いといわれています。明治18年頃から、子規は俳句を詠み始め、明治20年には、故郷松山の宗匠大原(おおはら)其(き)戎(じゅう)に手ほどきを受けました。以後、亡くなるまでに約二万四千もの俳句を作りました。